彩りの良い「酢レンコン」がおせち料理に入れられる訳

おせち料理には定番の「酢レンコン」
赤やピンクに色づけしたり花の形に作られたりしていますが

 

酢レンコンには、どんな願いが込められて
おせち料理に入れられるようになったのでしょうか?

 

レンコンは仏様のいる極楽の池にあるといわれています。
蓮の根として育つレンコン、蓮の花は、けがれのない神聖な花とされています。
そうしたことから古来より神様へ捧げる食材とされてきました。

 

レンコンがおせち料理に使われるようになったのは
切った断面に、たくさんの穴が空いている、その形にあります。
レンコンの穴を覗くと穴の向こうの側の景色が見えます。

 

将来の見通しがいい、先見性があるなどの縁起を担いで
見通しの良い年になるようにと願いが込められています。

 

またレンコンは種の多い植物なので「多産」という意味があり
「子孫繁栄」の願いが込められています。

 

色々な意味で縁起のよいレンコンですが
そもそも、なぜ酢漬けにして、酢レンコンという料理にしたのでしょうか?

 

その訳は、レンコンにはタンニンが含まれているので
空気に触にれると酸化して黒くなってしまうのです。

 

黒く変色しても体に害はありませんが、見た目が黒くなると
おせち料理の彩が悪いので、酢漬けにして酸化を抑えたのです。

 

酢漬けにすると黒くなることを抑えるだけでなく
シャキシャキとした歯応えのある食感も出ます。

 

また酢漬けにしたレンコンは白くなるので、ピンクや赤に染めると
鮮やかな色合いになります。

 

縁起が良く、シャキシャキとして綺麗な彩りがある酢レンコンは
お正月のおせち料理には、なくてはならない料理ですね。

 

おせち料理を家族で食べるときには
見通しの良い1年になるようにと願いを込めて頂きます。